複合機の価格と性能まとめ!
選び方のポイント

複合機の価格と性能

オフィスに1台は欲しいのが”複合機”。印刷にコピー、スキャンにファックスと大活躍です。しかし、複合機の本体価格は新品だと100万円前後が当たり前。最高クラスにもなれば本体価格が500万円近くするものもあり非常に高価です。

「せっかく買うなら、価格に見合ったものを選びたい」というのが本音でしょう。ただ、実際に選ぶとなると、メーカーから機種から、種類が多すぎて絞り込むことさえ難しいもの。販売店に勧められたものを、言われるがままに選んでしまいがちです。

そこで、今回は複合機のおすすめ機種の価格と性能を徹底的にまとめたいと思います。複合機を選ぶポイント、メーカーごとの特徴に至るまで。”信頼できる業者”を見極める方法にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.家庭用と複合機の違い

複合機の価格と性能

「家庭用(コピー機)でも十分じゃないの?」という方も多いのでは?確かに、最近のコピー機は印刷からスキャン、ファックスにと複合機並みの機能が搭載されています。では、家庭用と複合機(業務用)との違いからご説明しましょう。

価格

家電量販店などで見かける、一般的な家庭用(コピー機)の本体価格は3万円前後。機能を絞った機種になると本体価格が1万円以内のものも。印刷やコピー、スキャンなどは基本機能としてどのランクの機種にもまずついています。

冒頭で紹介した通り、複合機(業務用)は一般的なクラスで本体価格が100万円前後。最高クラスにもなると本体価格は500万円近くするものも。当然、印刷速度やセキュリティ対策など、より業務向けの仕様となっている訳です。

サイズ

”家庭用”とあるだけに、家庭用は”卓上”に置けるのが前提です。幅40cm×奥行き30cm×高さ20cmほどが一般的でしょう。大きいサイズの機種になっても一回り,二回りほど大きくなる程度と、十分にコンパクトサイズと言えるます。

複合機は機能を充実させるために、サイズもより大きくなっています。幅80cm×奥行き60cm×高さ100cmほどと、”小型冷蔵庫”をイメージすると分かりやすいです。また、大きいサイズになると幅が3倍以上になるものもあります。

ランニングコスト

家庭用はサイズが小さいので、使用されるインク(トナー)もコンパクトサイズに。消費量も激しい上に、インクの価格はちょっと割高に設定されています。というのも、本体を安くした分、インクで利益を出そうとするメーカーの思惑があるため。

複合機のインク(トナー)は、保守契約さえ交わしていれば販売店が定期的に届けてくれます。契約内容によってはカラー10円/枚、モノクロ2円/枚というのも。本体価格が高かっただけに、ランニングコストとしては安く抑えやすいのです。

管理体制

家庭用(コピー機)の管理は利用者がするもの。”メーカー1年保証”はついていますが故障内容によっては範囲外に、かつ修理に1,2万円かかることもあります。購入後すぐならまだしも、家庭用は故障したら買い替えが一般的です。

複合機は”メーカー保証”が数年単位で、保証内容も手厚めなので期間内であれば故障してもおよそ安心です。その上、保守契約を交わしておけばメーカー保証が切れても、販売店が代わりに点検や修理などを請け負ってくれます。

2.複合機選びのポイント

複合機の価格と性能

家庭用は本体価格の安さに魅力はあるものの、ランニングコストや管理体制を考えると業務用としては使いづらいもの。やはり業務用には”複合機”を選ぶべきなのです。では、オフィスにぴったりな複合機を選ぶポイントをご紹介しましょう。

利用状況を知る

まず、複合機は”利用状況”を知ることからです。

利用状況とは月々の印刷枚数や利用目的など。例えば、月々の印刷枚数が1,000枚以上と大量だと、印刷速度の遅い機種だと対応できません。また、大量の資料を作成するのなら、ホチキス留めなどの製本機能があると便利です。

一般的に月々の印刷枚数が500枚以内であれば印刷速度は20枚/分ほど、500枚以上であれば30/分以上の機種を。印刷速度が速くなるごとに本体価格は上がるので、適切な速度を選ぶことで購入代金の節約にもつながります。

価格相場を知る

次に、複合機は”価格相場”を知ることも重要です。

複合機と一括りにしても、メーカーや機種によって価格帯は様々。販売店によってメーカー小売価格と変わらないところもあれば、少しでも安く提供しようと努力しているところも。価格相場を知っていれば安いのか高いのかが分かります。

ちなみに、一般的な機能の機種だと本体価格は80〜100万円ほど。製本機能やCAD出力など、特殊な機能のある最高クラスになると本体価格は400〜500万円ほど。欲しい機能だけに絞れば、それだけ本体価格も抑えられます。

信頼できる業者を選ぶ

最後に、複合機は”信頼できる業者”を選ぶことも欠かせません。

というのも、家庭用(コピー機)とは異なり、複合機は購入して終わりではないためです。複合機は購入してから、”運用から管理”に至るまで年単位で検討する必要が。インク(トナー)や部品の交換、定期的な点検も必要です。

業者によってはちょっとした作業ごとに追加費用のかかるところも。不十分な点検しかできないところもあり、不必要な費用がかかります。「ここなら任せられる」と思える、”信頼できる業者”を見つけておくと今後の運用から管理まで安心です。

3.新品と中古はどちらがお得?

複合機の価格と性能

複合機には”中古”という選択肢もあります。新品で100万円ほどする機種でも、「中古ならよりお得に手に入るのでは…」と検討したくなるものです。では、新品と中古はどちらがお得なのか、いくつかのポイントから見ていきましょう。

価格

新品の本体価格は100万円前後が一般的。特殊な機能を搭載した、最高クラスになると500万円近くする機種もあります。大規模事業者ならまだしも、予算に限りのある中小規模事業者だとちょっと手の出しづらい価格帯です。

中古の本体価格は”新品のおよそ1/3ほど”。例えば、新品で100万円の機種は、中古になると30万円ほどになります。年数や状態によっては20万円以内のことも。”掘り出し物”も珍しくないので、1度は検討してみるのがいいでしょう。

ランニングコスト

新品は”一切使われていない”だけに、保守契約の単価も低めに設定されています。カラー20円/枚が相場ですが、上手に交渉すればカラー10円/枚にできることも。将来的なランニングコストを抑えるのなら、間違いなく新品がお得です。

中古はあくまで”誰かが消耗させている”だけに、保守契約の単価は少し高めに設定されます。カラー20円/枚から下げるのは難しいでしょう。販売店によっては中古の保守契約に対応していない、または条件のあるところもあり要注意です。

修理頻度

新品は当然ながらどの部品も消耗していないので、修理頻度は少なめです。年に3,4回の点検に、必要に応じてローラーなどの消耗部品を交換するだけ。保守契約さえ交わしておけば、基本的な部品交換などは”無料”で対応できます。

中古は前の持ち主がどのように扱ってきたかで状態は様々です。新品同様に整備されたものもあれば、故障寸前のものも。安く購入できても、頻繁に故障したのでは修理費がかさみます。いかに状態の良いものを見極めるかがポイントです。

4.複合機メーカーの特徴

複合機の価格と性能

予算に余裕があるのなら新品を、少しでも抑えたいのなら中古をということでした。ちなみに、主要な複合機メーカーだけで10社近くもあり、何を基準に選べばいいのか分からないもの。そこで、各複合機メーカーの特徴をご紹介しましょう。

キヤノン(Canon)

2018年現在、国内シェアNO.1を誇るのが”キヤノン”。印刷速度に基本性能、本体価格のバランスの取れているのが特徴です。また、液晶ディスプレイも大きく、操作性にも優れているので初めての方でも使いやすいメーカーと言えます。

複合機はメーカーはもちろん、機種の選択肢が広いのでどうしても迷ってしまいます。「この機能が欲しい!」と明確ならまだしも、なんとなくでは絞り込めません。キヤノンは”とりあえず選べば安心”と言えるほど安定しているのが魅力です。

リコー(RICHO)

利用者目線に作り込まれているのが”リコー”。インク(トナー)の残量が一目でわかる、また交換時もスムーズにできるよう設計されています。誤作動などのトラブルにも、”ガイダンス機能”がサポートしてくれるので安心して対応できます。

また、他の複合機メーカーに比べて、同じクラスの機種でも本体価格は少しだけ安い印象を受けます。複合機は新品だと100万円前後はするもの。少しでも予算を抑えて導入できるというのは、リコーを検討する十分な理由になるでしょう。

富士ゼロックス(xerox)

印刷速度の速さに定評のあるのが”富士ゼロックス”。一般的な機種でも印刷速度はカラー35枚/分と、他の複合機メーカーと比べても”高速印刷”です。その上、印刷品質にも優れているので印字の掠れなどはほとんど感じられません。

複合機に求められるのは”印刷速度”と”印刷品質”の2つ。大量の資料を素早く綺麗に印刷することです。ただ、富士ゼロックスは全体的に本体価格がお高めなのが気になります。予算に余裕があるのならぜひ検討したいメーカーです。

シャープ(SHARP)

オフィス環境に合わせて設計されているのが”シャープ”。スキャナ部分などにはLED照明を、”節電モード”なども搭載されています。また、消し忘れ防止に役立つ”電源ON/OFFスケジュール機能”を搭載した機種もあり省エネに役立ちます。

複合機はサイズが大きいだけに、稼働時はそれなりの電力を消費します。1,2台ならまだしも、10,20台と規模が大きくなれば無視できない電力に。より省エネな、よりクリーンなオフィス環境を目指すのであればシャープはおすすめです。

コニカミノルタ(KONICA MINOLTA)

クリエイティブなデザインで知られるのが”コニカミノルタ”。無骨な複合機にあって、コニカミノルタの”bizhubシリーズ”はグッドデザイン賞を受賞したほど。複合機メーカーとして本体のデザイン性にまでこだわって設計されているのが分かります。

その上、高い画質での印刷、A0までと広域印刷など”特殊な範囲”に対応した機種も提供されています。おしゃれなオフィスに設置しても違和感がなく、デザイン系や設計系などクリエイティブな業種から人気を集めているメーカーです。

東芝(TOSHIBA)

初心者でも操作しやすいののが”東芝”。他の複合機メーカーと比べて液晶画面は大きめに、表示のデザインや配置などもシンプルなので感覚で使いこなせます。新入社員からベテランに至るまで、幅広い層に受け入れられるデザインです。

複合機には印刷やコピーなどの基本機能に加えて、機種によっては”割り込み機能”や”中綴じ製本機能”のように特殊な機能も。せっかくの便利機能を十分に使いこなせないことも珍しくなく、”操作しやすい”というのは十分なポイントです。

京セラ(KYOCERA)

基本機能を重点的に強化しているのが”京セラ”。シンプルさを追求しているだけに省エネ性能が高く、かつインク(トナー)の消費量を抑えた設計です。その為、保守契約も「京セラなら…」と安く設定している販売店もあるのだとか。

先述した通り、インク(トナー)や部品の交換など複合機は導入してからの運用、管理にこそ費用がかかります。少なくとも1年間、できれば3年間のランニングコストを計算しておきたいところ。少しでもコスト削減につながることは重要です。

沖(OKI)

メーカー保証の手厚さに魅力を感じるのが”沖(OKI)”。他の複合機メーカーの保証が1,2年なのに対して、沖のメーカー保証は”5年間”と業界でも最長です。複合機の耐用年数は5年間なので、保証内容としては十分すぎます。

その上、一般的な”レーザー方式”に比べて、シンプルな構造で故障のしづらい”LED方式”を採用しています。壊れにくい設計に手厚い保証と、複合機をハードに稼働させたい、少しでも長く導入しておきたいのなら最適なメーカーです。

5.おすすめ機種の価格と性能

複合機の価格と性能

各複合機メーカーの特徴についてはイメージできたのではと思います。予算と目的がはっきりすればより絞りやすいでしょう。では、”キヤノン・リコー・富士ゼロックス・シャープ・コニカミノルタ”からおすすめ機種の価格と性能についてご説明します。

キヤノン:imageRUNNER C3020F

キヤノンでおすすめなのが”imageRUNNER C3020F”。

価格帯:130万円〜

エントリーモデルでありながら、高画質なカラープリンティングが特徴で明るい部分はより鮮やかに、影のある部分はより深みのある表現ができます。また、”5インチカラー液晶タッチパネル”が採用されておりボタンが大きく操作もしやすいです。

本体価格が130万円からと、あくまで一般的な価格帯にも関わらず製本作業に役立つ”インナーフィニッシャー”が内臓されています。”無線LAN”にも対応しているので、スマホやタブレットなどモバイル連携もでき活用の幅の広い機種です。

imageRUNNER C3020F

リコー:RICOH MP C1803

リコーでチェックしておきたいのが”RICOH MP C1803”。

価格帯:93万円〜

印刷速度はカラー18枚/分と決して速くはないものの、一般的なクラスの複合機が100万円以下というのは魅力的。”高速&高画質スキャン”が搭載されているので、データの読み込み用としてオフィスの”ペーパーレス化”にも役立ちます。

印刷時刻を指定する機能もあり、翌日の資料の印刷を夜中に指定すれば日中の業務を妨げる心配もありません。また、このクラスにしては”静音性”も高く、複合機によくある「動作音がうるさい…」という不満もあまり聞かない機種です。

ICOH MP C1803

富士ゼロックス:ApeosPort®-V C5585

富士ゼロックスで人気なのが”ApeosPort®-V C5585”。

価格帯:360万円〜

一般的な複合機が100万円ほどなのに対して、この機種の本体価格は360万円。最高クラスなだけに印刷速度はカラー70枚/分、モノクロ75枚/分と”超高速印刷”に。”2,400dpi”と高解像度なので印刷品質としても十分です。

また、複合機から”外部認証サーバー”と連携して直接印刷することも。”モバイル&クラウド”により、パソコンやスマホを利用して外出先から印刷することも可能です。予算に余裕があるのなら、まず候補に挙げておきたい機種と言えます。

ApeosPort®-V C5585

シャープ:MX-2020F

シャープで注目したいのが”MX-2020F”。

価格帯:100万円〜

一般的な複合機と同様に100万円からと導入しやすい価格帯に、”豊富な拡張機能”があるので将来的に機能を追加することも。最初は基本機能だけ試しつつ、必要に応じて他の機能を検討(追加)すれば費用を抑えられます。

当然、先述したシャープならではの”電源ON/OFFスケジュール機能”も搭載されており、就業時間後の消し忘れ防止に。幅58cm×奥行き62cmと一回りコンパクトに設計されているので、いわゆる”スモールオフィス”にも設置できます。

MX-2020F

コニカミノルタ:bizhub C3110

コニカミノルタで一押しなのが”bizhub C3110”。

価格帯:22万円〜

複合機(業務用)でありながら本体価格22万円からとまさに”格安”。幅45cm×奥行き55cmと家庭用(プリンター)より一回り大きい程度のコンパクトボディーです。スモールオフィスのちょっとしたスペースにも十分に設置できます。

また、完全なボタン式なものの、利用者の見易さを追求した”コントラスト表示”を採用。コンパクトながらも使いやすさにもこだわって設計されています。A6〜B5まで、最大850枚(オプション)まで用紙をセットできるのもポイントです。

bizhub C3110

6.信頼できる業者を選ぶには

複合機の価格と性能

先述した通り、複合機は購入したら終わりではありません。快適に印刷するには定期的に保守、整備する必要が。”信頼できる業者”と契約することが不可欠です。では、最後に”信頼できる業者”を選ぶポイントをご紹介しましょう。

保守サービスを実施しているか

まず、業者(販売店)が”保守サービスを実施しているのか”です。

保守サービス(契約)とは製品(複合機)の不具合に対して専門の担当者の点検、修理作業を受けられるというもの。契約内容にもよりますが一般的な消耗部品の交換はもちろん、ちょっとした故障の修理であれば無料です。

ただし、業者によっては販売店と修理担当が別になっていることが。担当が別になっていると、トラブルが発生してもスムーズに対応されないことがあります。少なくともグループ会社、できれば同一の会社(販売店)だと安心です。

メーカーの正規代理店であるか

次に、業者が”メーカーの正規代理店であるか”ということも。

例えば、雑多な品物を取り扱うリサイクルショップやオークションサイト、個人売買などは要注意です。というのも、複合機のような精密機器にはすべて”機番”が印字されており、どのようなルートで販売されてきたのかが一目で分かります。

もし購入した複合機が不正なルートで、極端な話で”盗難品”だったとすると刑事罰の対象になる可能性が。その点、正規代理店であれば”正規品”しか取り扱っていません。厳しい条件をクリアしているだけに修理体制も整っています。

保守拠点が近くにあるのか

最後に、業者の”保守拠点が近くにあるのか”というのも重要です。

保守拠点とは保守サービスの営業所(作業所)のこと。拠点が近ければすぐに対応でき、反対に遠ければ時間がかかります。複合機が故障してから復旧するまで2,3日…、たった数日でも印刷できないのは業務に影響するものです。

ちなみに、保守拠点から離れるほどに保守契約の価格は上がる傾向に。費用面で考えてもオフィスから近場にある業者を選ぶのがおすすめです。できれば車で30分以内、少なくとも1時間以内で到着できる距離にあるのがいいでしょう。

7.まとめ

複合機の価格と性能

今回は複合機の価格と性能、選び方のポイントについてまとめてみました。複合機の本体価格は一般的なクラスで100万円前後、最高クラスになると500万円近くするものも。複合機を選ぶポイントはとしては以下の3つが。

  • 利用状況を知る
  • 価格相場を知る
  • 信頼できる業者を選ぶ

上記を踏まえた上で、予算や利用目的などを明確にして決めるのがいいでしょう。また、下記のようにキヤノンやリコー、富士ゼロックスなど主要な複合機メーカーの特徴を知っておくと候補をより絞り込みやすいかもしれません。

  • キヤノン…性能と価格のバランスが取れている
  • リコー…誤作動時に対応しやすい設計がされている
  • 富士ゼロックス…一般的なクラスの印刷速度が速い
  • シャープ…省エネ性能に力を入れている
  • コニカミノルタ…デザイン性に高い評価を受けている
  • 東芝…初心者でも扱いやすい設計がされている
  • 京セラ…シンプルな機能性が追求されている
  • 沖(OKI)…メーカー保証が5年間ついてくる(一部例外あり)

ぜひ紹介した内容を参考にして、必要な性能と価格のバランスを見ながらベストな1台を検討してみてください。

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